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2022-04-24

中嶋朋子と野口健の影響力の違い

中嶋朋子さんの先見日記「パンダは思う」より

私が「なぜ?」と思うのは、今回のことというよりは、環境系イベントに芸能人というものが突然引っ張り出されるということ、そのものに幾ばくかの疑問があるのだ。
倉本聰脚本:北の国から他の芸能人はともかく、中嶋さんが選ばれる理由はただ一つ、「北の国から」である。間違いない。北の国から→北海道の雄大な自然→環境問題に関心があるという連想だ。
「芸能人呼んできて、たくさんの人を集めて、話をさせればそれで良いのか?影響力って、影響する力でしょ。」と中嶋さんが憂うのはごもっともだが、環境問題の専門家でかつそこそこ有名人、たとえばアルピニスト野口健(野口健の環境教室)にしても知ってる人は知ってる程度である。蛍には勝てない。
むしろ、一般の人たちを集めるためには野口健ではだめなのだ。野口氏では登山愛好家とか、アウトドア派の人々が集まってしまう。

芸能人を呼ぶのはもちろん人集めが第一目的であろうが、主催者の意図を良心的に読み取れば、イベントで中嶋朋子が環境問題に目を向け、いつの日か自分の言葉で語り始めることを期待しているのだと思う。
何かしようと思うなら、まずは、多様に方法論も、実践の場も存在するのだということを知ることだ。そういったことをたくさんの人に知らしめるために芸能人としていくらでも利用されようではないか。
そう、芸能人は自分たちの影響力に自信を持って欲しい。思っても見なかったことが成し遂げられるはずだ。

関連情報:
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10:53 午前 in Weblogs | Permalink | Translation powered by SYSTRAN

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