« Yahoo! と山崎あき子さん | Main | 知っていることを知っている 「共有知」とblog »

2022-05-21

オプトイン・トラックバックを考えた

blog をより積極的に攻める方法を考えた。勝手ながら、オプトイン・トラックバックと名付けた。オプトイン・メールのパクリで、プラス、アドセンスである。

オプトインメールのように有益な情報であればビジネスとして成り立つ。blog ではコメントスパムが問題になっているが、コメントでなく、トラックバックによってオプトインすれば blog 作者と読者に効果的に情報を伝達できる。

オプトイン・トラックバックの仕組みは単純である。

  1. blog ごと、あるいは blog 事業者やアグリゲーターと組んで、オプトイン・トラックバックの受け入れ可否を設定してもらう。

  2. blog 事業者やアグリゲーターから blog 記事を収集する。

  3. blog 記事を分析し、特定のキーワードを抽出する。(←アドセンス的)

  4. キーワードに対応する情報のページ(企業なら新製品リリース、メディアなら記事、ショップなら商品など)を指すように、blog 記事にトラックバックする。(←オプトイン・メール的)

  5. blog 記事にトラックバックが付く。
blog 作者からみれば、一度 blog 記事を書いておけば、企業なりメディアなりが関連情報を出したとき、お知らせしてくれるという一種のアラート機能のようなものである。blog 記事と関連した情報なので、blog 作者や読者にも有益だろう。
情報を出す側からみれば、記事があるということはその「事柄」に関心があることが分かっているわけで、より精度の高いピンポイント広告になりうる。



ネットは新聞を殺すのかblogからMSN-Mainichi INTERACTIVE デジタル放送:「ブログ:ニュージャ-ナリズムの新しい波か 識者2人に聞く」
湯川さんも引用している、この部分。
 だからこそウェブログを、ポータル的な広告モデルではなく、一般企業がコストとして維持し、部分的に自社のマーケティングに活用するモデルが多数出てきてもいいような気がする。このモデルの有効性はメディアについても例外ではない。
企業とメディア、ショッピングサイト(楽天やbk1)から blog を見たとき、今行われている対応は2つ、RSSの配信とトラックバック ping の受け入れである。
ただ、この2つはマーケティングというか、商売としてはあまり成り立たないと思う。というのは、RSSはRSSリーダーなどが必要で扱いがむずかしいし、トラックバックの受け入れはあくまで受け身であるからだ。

日本ウェブログ学会はいまだ休眠状態。
network styly *とか、SFCで実践している人たちの方がよほど造詣が深いと思う。

修正:
AdWords → アドセンス に修正。

10:25 午前 in Weblogs | Permalink | Translation powered by SYSTRAN

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://www.typepad.jp/t/trackback/19631

このページへのトラックバック一覧 「 オプトイン・トラックバックを考えた」:

» オプトイン・トラックバック from ZeroDimension
オプトイン・トラックバックを考えた : Ideal Break Ideal Breakさんのところでオプトイン・トラックバックというものが提案されていました。 1.blog ごと、あるいは blog 事業者やアグリゲータ... [続きを読む]

日時 2022-05-24 01:37 午前

» オプトイン・トラックバック、追考 from Ideal Break
オプトイン・トラックバックを考えたは多くの方(?)の方に評価をいただき、非常に嬉しい。 いや、正直に言いましょう。滅多に褒めてもらったことないので、舞い上がってます。う... [続きを読む]

日時 2022-05-25 12:37 午前

コメント

『オプトイン・トラックバック』ですが、アドセンスとの違いはなんでしょうか。掲載される数が決まっているのと順次蓄積されていくの違いはありますが。ああ、リリースと記事と広告が混在していれば面白いかもしれませんね。

Posted by: あかざわ at 2022-05-21 12:03 午後

あかざわさん、こんにちは。
ご推察の通りです。

アドセンスは見るたびに異なる結果が表示され、基本的にその場限りですが、オプトイン・トラックバックはblog記事に保持されますから、情報として継続性があるところが異なります。

トラックバックの仕組みしか使わないので、アドセンスのような特別なはめ込み(Javascript)は不要です。また、トラックバックが付くと、blog作者が知ることが出来ますが、アドセンスはそういうものではありません。

Posted by: IdealBreak at 2022-05-21 04:16 午後

そっか、たとえば企業のマーケ担当だったら、自社製品のお知らせページ作って、そこへのトラバをマッチ度の高いblog記事に貼って、作者には『あやしいトラバではございません。ここから売れたら何%かキックバックします』と伝えれば問題ないですね。Googleの掲載基準がどうのとか言われないし、作者側も中身をコントロールできないアドセンスよりも気に入らないのは削除できるトラックバックの方がスッキリだし。ただMTとかだとお知らせページからpingしないといけなかったりしますから企業側もblogにせい、つうことですな。

Posted by: あかざわ at 2022-05-21 05:08 午後

「何%かキックバックします」はいいですね。楽天とかショッピングサイトから商品トラバをすると。自分で商品リンクする必要のないアフィリエイトですな。

Posted by: IdealBreak at 2022-05-21 05:20 午後

コメントをどうぞ。お名前だけで結構です。