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2022-05-23

音楽配信でダメージを受ける人、受けない人

Techdirt:More Musicians Realize Free Can Be ProfitableからUSATODAY.com - When free is profitable

Wilcoについてはちょっと前にhidemuzicblog: Wilcoの新作流出を巡るちょっとイイ話で知っていたが、「ITmediaニュース:Winny開発者、逮捕」でもう一度注目してみる。以下、メモ書き。

少なくとも、事実としては、音楽ダウンロードによって、

  • たとえ違法であっても、プロモーション効果が有効であった音楽家が存在する。
  • CDなどの物理的媒体で売らずとも、ビジネスになる。
  • 物理的媒体よりも適している音楽家、あるいは楽曲が存在する。
また、推測としては、物理的媒体ではなく、音楽ダウンロードで楽曲単位で販売しても、
  • 音楽家には印税としての収入があるだろう。
  • レコード会社は売り上げは少なくなる可能性があるが、制作費等の削減により、必ずしも利益が少なくなるわけではないだろう。
  • 引き続き、レコード会社には制作、プロモーション、あるいは音楽家の育成というビジネスが存在するだろう。
むしろ、ダメージを受けるのは、CDという物体に依存せざるを得ないビジネスだと思われる。

CD販売店、CDレンタル店、CDのプレス事業者、CDの生産者、CD再生機器メーカー

メーカーは代わりにMP3プレーヤー生産すればよいが、ほかは音楽事業からほぼ閉め出される。DVDという補完媒体もあるが、いずれにせよ売り上げは減少するはずだ。

06:09 午後 in Invention | Permalink | Translation powered by SYSTRAN

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