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2022-06-08

で、ようするに 「牛歩戦術」ってなに

「会議が延びるだけでしょう。なんか意味あんの?」
「他になんか手ないのかよ。高い給料もらって、アレかよ」

で、調べてみた。

【牛歩戦術:そもそもの始まりは】

牛歩戦術の”発明”は1947年、自由党(当時)の大野伴睦といわれる。以来、何度も使われ、何度も効果を疑われ、何度も国民をバカにしていると非難されてきた。いまだに使われているのは、他になにもできないから。

【牛歩戦術:それって効果あるわけ】

究極の牛歩なら効果あり。
日本の国会は会期制を採用している。会期内に成立しないと、継続審査の手続きが必要でその法案は審議未了、廃案となってしまう。長々と演説したり、動議を連発したりなどの抵抗手段は外国でもあり(フィリバスター(議事妨害) filibuster と呼ぶ)合法(遵法闘争ってわけ)。ただし、「審議拒否」だけは日本独自らしい。つーか、審議拒否は禁じ手。

【牛歩戦術:実際にはどうよ】

ザ・パントマイム会期を使い果たさないかぎり、数時間遅らせたところで効果はない。つまり、実際には”いやがらせ”でしかない。
どうせやるなら 1mm/h くらいの「ゾウリムシ歩」戦術が必要だ。あ、そうか、こんなときのために彼ら(カンジヤマ・マイム)を議員にしておくというのも一手かも。

【牛歩戦術:ほかになんかないの】

多数決原理からすれば、ありえない。電子投票が導入されたらおしまい(牛クリック戦術が現れるかも)。

【牛歩戦術:そうはいっても、なんかあるでしょう】

イタリアでは3月、200人、56時間に及ぶリレー演説があった。3日間の徹夜だ。演説の中身は玉石混合だったらしいが、のろのろ歩くだけよりはマシか。人間には言葉があるのだから。




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