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傘がないときは走ろう!
梅雨の時期にタイムリーなお題。
「傘をささずに同じ距離を移動したならかぶる雨の量は同じか」
[教えて!goo]の解答は「同じ」ですが、私の持論は違います。
持論:速く動いた方が濡れない
理由は一応理論的で、ごく単純です。歩く速度を超低速(1cm/h=0.01m/h)、走る速度を超高速(100km/h=100000m/h)に仮定してみましょう。
雨に濡れて行かなければいけない距離が10mだとすると、濡れる時間は次のようになります。
歩いた場合=1,000時間どうでしょうか。1,000時間(41日以上!)雨に濡れている状態と、0.36秒だけ雨に濡れている状態、どちらが「ズブ濡れ」だと言えるでしょうか。(速度を極端にしたのはわかりやすくするためです。普通の速度でも差が出ます。)
走った場合=0.0001時間=0.36秒
[教えて!goo]の解答は仮定に問題があります。「雨のほうを、等間隔に引いた直線」で表すのは間違っているのです。雨はそこに留まっているのではなく、上から降ってくる、つまり次々と供給されるものです。
雨がわかりにくいなら、水道で考えてみてはどうでしょうか。蛇口から流れ出る水を手でサッと切ってみる動作を想像してみて下さい。スパッと素早く切るのと、止まっているほどノロノロと切るのとでは手の濡れ方が違うと思いませんか。
一方、[教えて!goo]の仮定は風呂に溜めた水と同じです。風呂に手を入れて抜く動作の場合、素早く入れようが、ノロノロと入れようが濡れる度合いは同じです。
ということで結論。
傘がないときは走ろう!
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02:45 午後 in Science |
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こんにちは。
走った時って、歩いている時には当たらずに済んだ水滴(歩いている場合、体に触れずにそのまま地面に落ちているはずの)まで当たってしまうと思うのですが、そのへんはどうなんでしょう。
考えても分からないので聞いちゃいます。(笑
Posted by: 奈菜 at 2022-06-10 03:18 午後
奈菜さん、こんにちは。
あーそういう見方もありますね。[教えて!goo]の雨を静止した線でとらえるのと同じだと思います。
でも逆に、走っていれば(前に進んで)当たらずに済んだ水滴が、トロトロ歩いたせいで上から落ちてきて当たるとも言えるわけですから、どっちもどっちですね。
Posted by: IdealBreak at 2022-06-10 04:18 午後
なるほど。。
追記書いちゃおっと。
Posted by: 奈菜 at 2022-06-11 02:38 午前