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オーストリアのかわいいウェートレスたち

世界遺産 オーストリア編冬にオーストリアのサンアントンに行ったときのこと。

泊まったホテル Hotel Montjolaには若い従業員が多かった。いずれも非常に若く、かわいいかったので、なんとなく気になってはいたが、聞きもしないのにスキーガイドが教えてくれたところによると、彼女ら(男性もいるが)は本当に若くて、17歳くらいだという。アルバイトではなく、フルタイムで働いている。

ガイドは理由も教えてくれた。

彼女らはオーストリア人ではなく、周辺国のハンガリーとかチェコ、スロベニアあたりからの出稼ぎなのだという。冬の間リゾートで働いて学費を稼ぎ、春になると学校に行くらしい。

オーストリアはドイツ語が公用語で、続いてフランス語、英語が通じる。彼女らもだいたい同じだ。こっちはガイドがドイツ語をなんとか、あとは英語が片言という具合で、細かな会話はまったくできない。

この状態であれば、おおかたの日本人は客商売であろうが、とりあえず注文さえ取れればいいやというレベルで良しとするだろう。しかし、彼女らは違う。まったく違う。こっちがどんな言語だろうが会話しようとするのだ。あまつさえ日本語を教えてくれと言ってくる。料理に魚が出れば、これは「ドイツ語でXXXという。日本語では何という?」などと話しかけてくる。

部屋のキーをもらおうとフロントで部屋番号を言うと、「日本語ではなんという?」と言ってくる。2、3日泊まっているうちに、部屋番号は日本語で通じることになってしまった。

彼女らの仕事に対するモチベーションの高さはいったいどこからくるのか?

このモチベーションの高さは、動機は何にせよ、客である我々には本当に心地よいものだった。どんなにチグハグでも話しかけてくれる、会話をしようとする。そのことこそが、一時の余暇を楽しもうとする観光客にとっては、旅の思い出となる。


NIKKEI NET BizPlus:西岡郁夫の手紙~ITとベンチャーを語る 第63回「心に残ったサービス」を読んで思い出したので、メモ。

10:22 午前 in Travel | Permalink | Translation powered by SYSTRAN

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» アメリカでなくてオーストリアだけど from 考えていること☆
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日時 2022-07-27 04:13 午後

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