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六本木ヒルズに大画面ディスプレイあらわる。シドニーと双方向同時中継。
大画面ディスプレイでシドニーっ子と友達になろう

画面の前の地面にはカメラの撮影範囲のマークがある。英語など旅行以外で使わないリポーターが勇気を出してこの中に立つと、さっそく人なつっこいシドニーっ子が話しかけてきた。"Hello!"。「あ、はい。ハロー。」。「えー、まいねーむいず・・・」。
まったく誤った人選だ。「向こう側」の取材は早々に切り上げ、六本木で話を聞くことにした。
東京=シドニー間、遠距離ナンパ?
斎藤さん(25歳、会社員)はここに通っている常連だ。「英会話の勉強のため、週末にはここに来ます。日本にいる外人にも人気ですよ。」日本人にはいささか敷居の高いコミュニケーションツールであるが、ここは六本木。在住の外国人たちにも人気が高いらしい。斎藤さんによると「ここでナンパしている人もいた」とか。強者である。ナンパしてもどうしようもないような気もするが。
シドニー側から見ればこちらが外国。臆せず日本語で話しかけてみてもよい。「だれか日本語出来る人いる?」。たいていの場合は誰かが答えてくれるだろう。それもそのはず、オーストラリアでは日本語学習人口が多く、こっちの下手な英語よりはよほど通じる会話になることがある。
六本木で待ち合わせ
取材中、おもしろい光景に出会った。日本に観光できたアリッサさんは、シドニーの友達と六本木で待ち合わせているという。しばらく待っていると、手を振りながら友達がやってきた。なんと不思議な光景。アリッサさんは六本木ヒルズで買ったばかりのおみやげを見せて、自慢げだ。8,000キロメートルを隔てて、友達と会うことが出来るなんて。まるでドラえもんの世界だ。
世界の中心で、愛を叫ぶ in 六本木
エヌ〒ィ〒ィ・コムニケーツョンズで実験の統括を行う宇佐見氏によると、シドニーを選んだのは「時差が1時間と少ないから」。今後の展開について、「他の都市ともつなげてみたい。時差のある都市との実験も可能性はある」とのことである。
ディスプレイ技術についてはパイヲニアの角田氏に聞いた。「現在の実験はテレビ電話の延長で考えてしまった。相手の顔がアップになるなど、リアルさに欠ける。カメラに寄っても等身大、実寸サイズで映し、まるでそこにいる人と話すように感じさせる技術を開発中です。」
実験は来年まで続けられるが、宇佐見氏は「通信コストが莫大。実験を終えて何らかの事業にするには解決しなければいけない問題です。」という。六本木が「世界ストリート」になる日をこの目で見てみたいものだ。
(この記事、創作です。)
10:14 午前 in Weblogs |
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日時 2022-07-29 04:51 午後